6.ピカチュウ

基礎的なところは1~4までで解説しており、新キャラであるセフィロスの解説も終わったので、これからは簡単にVIPに入れそうなところから解説していきます。重量級も比較的簡単だとは思いますが、苦手なキャラが多いのが辛いところです。

その点、今回解説するピカチュウは、明らかな苦手キャラがあまりいなく、とても優秀ですので、VIPへの行きやすさは簡単(A)だと思います。

まず、基本的には、コンボが非常に優秀なキャラです。加えて、必殺技(B)の電気攻撃と共に攻撃(ダッシュ攻撃、空前、掴み等)にいけるのが強みです。ピチューと違って、ダメージも蓄積しないので、遠くから電気をうちまくって様子をみることも可能です。加えて、リーチが非常に長い横スマッシュ、上投げからのカミナリ(下必殺技)、豊富な復帰阻止択をもち、自身の復帰力も相当高いです。弱点は吹っ飛びやすさくらいと言って過言ではないと思います。

<コンボ>

立ち回りとしては、相手に優秀なガーキャン攻撃がない場合は、相手の傍に落ちるように空中N+急降下or空下+急降下をします。そして、ひたすら上強。攻撃を仕掛けた側なのに、大抵そのまま攻撃を当てられます。*ガーキャン上Bが優秀な、クッパ、クラウドには基本通じないので、やめましょう。

上強が当たったら、何回か上強を繰り返します。そして、上強では当たらないくらいの高さになったら、小ジャンプ+空上、そして飛んだ方向に空前or空後を打って終了です。難しい操作がないにも関わらず、40%以上のダメージが狙えます。恐ろしく強いですね。

相手との距離を詰める際には、空中でBの電気を出して、電気と共にいくのもありかと思います。

もう一つのお手軽コンボは、小ジャンプ+空前連発です。スティックを横に倒したまま、ジャンプと攻撃同時押し(XorY+A)を連発するだけです。特に、ダメージが溜まっていない時に有効で、重量級は格好のカモです。空前は持続が長いので、ダッシュしていって、相手に触れるときに小ジャンプ+空前を出すと、初見だと、ガーキャン行動をしようとして、まんまと食らいます。一度食らうと、崖の外でも2発程食らわせられます。その時に、相手がジャンプでもしようものなら、ジャンプは消費されるのに、コンボから抜け出せず、大抵の重量級が復帰できなくなります。*ドンキー、クッパ、ガノンドロフなど

空前コンボは空後でも同様にできます。十分に崖の外に連れて行ったら横Bで崖に掴まり、さらなる追撃に備えましょう。

それと私はあまり習得していませんが、空N、上強、時々掴み下投げをひたすら繰り返してもけっこう繋がるようです。よくやられます笑

<復帰阻止>

ピカチュウの復帰阻止は5パターンくらいあります。

①空下:単純ですが、相手の復帰に合わせて、空下を使います。上に攻撃判定がない相手だと使いやすいです。

②空前:こちらも単純ですが、相手の復帰に合わせて、使います。持続が長いので当てやすいです。復帰弱者ならこれで十分になります。ただし、飛ばす力は弱いので、なるべく崖から遠くで当てた方が良いと思います。

③空後:個人的には一番メインの復帰阻止択です。①と②は大抵の相手が警戒するので、VIP手前は、崖すれすれ上がりが多くなる傾向にありますが、ピカチュウの空後はすれすれ上がりに効果てき面です。やり方は、崖から飛び出してすぐにスティックを逆に倒し、Aを押すだけです。持続が非常に長いので、大抵当たり、崖メテオにできます。崖で受け身をとられることもありますが、私的にはピカチュウのこの技は崖受け身のタイミングが取りにくいです。

また、空後は「反転(慣性)空後」で使うのも有効です。

*反転空後:横にダッシュして、一瞬スティックを戻し、もう一度進行方向に倒しながら空中攻撃を出すテクニックです。中学生くらい?に習う慣性の法則ってありますよね。スマブラの動きも基本慣性の法則が働いているので、上記動きをして、空後を出した場合、先ほどダッシュしていた方向に進みながら技を出せることになるのです。反転空後は空前が弱く、空後が強いキャラでよく使われます。

ただし、ピカチュウはバースト択が豊富で、空前も極端に弱くはないので、使いこなせなくても問題ないと思います。弟分のピチューだと使いこなしたいところですが。

④かみなり(下必殺技)

ピカチュウのかみなりは当たるとメテオにできます。

復帰阻止を警戒して上にいった相手の下からかみなりを当てるのもなかなか有効です。

ただし、注意として、かみなりは自分に当てなくてはなりません。自分に当てることで少し浮くので復帰できますが、横に慣性が働いている最中に行うと、かみなりが自分に当たらず、そのまま落ちてしまいます。横の動きは一瞬ゼロにしてかみなりを発動しましょう。

ちなみにかみなりは、陸上でも重要なバースト択となります。上投げしてすぐに発動することで、相手が、スティックを横に倒していなければ、当てて高威力で飛ばすことができます。相手がスティックを倒すことが読めた場合は横移動して発動するのもありです。ピカチュウの場合、上投げの威力がまあまあ高いので、相手のダメージによってはかみなりを超えていきます。その場合、ジャンプして発動することで当てられることがあるので試してみてください。ちなみに、かみなりは外した時の隙はそれなりに大きいので注意する必要があります。投げの前に掴む際は、電気攻撃Bをうってガードしたところを掴むのがよくやるパターンです。

⑤電気攻撃B

正直復帰阻止としてはそこまで強いわけではないですが、リスクがほぼゼロなのが良いです。復帰弱者が相手の場合、遠くで当てられれば、それで倒せることがあります。

崖すれすれで復帰してくる相手には、何度も何度も当たられますが、相手が入力をミスらない限り、これが決めてになることはレアだと思います。

ピカチュウは吹っ飛びやすい分長期戦には向かないので、やはり空後などで、すぐにとどめを刺しにいくのが良いでしょう。

<横スマッシュ>

ピカチュウの中で特筆すべきなのがこの横スマッシュです。発生が少し遅いのと、後隙が多少ありますが、それなりに威力が強く、持続が長いので、復帰阻止できない時は頼ることになると思います。

おもに①崖上がりのタイミング ②バックステップして横スマッシュの使い方です。

①については相手が回避上がりするくらいの位置で待機していても横スマッシュを当てられるので、その場上がり、攻撃上がり、回避上がりに対応します。のでかなり強いです。

ただし、ジャンプ上がりされた場合、そのまま、空下などの空中攻撃を使われる可能性があるので気を付けましょう。

②あとは、電撃攻撃をたくさんやっていると、相手は自然とダッシュ攻撃や、空中から降りながら攻撃してきます。そこで少し下がって当たらない位置にいって横スマッシュです。これがなかなか決まるのでぜひ試してみてください。

<下スマッシュ>

下スマッシュは持続が長いのが特徴ですね。初心者だと、ガード成功したのにすぐにガード解除してしまってくらいます。その場回避しても食らわせられるのもよいです。ただし、隙が大きく、威力もそこまで高くはなくリーチが短いのが欠点です。私は相手がその場回避連発する場合くらいしか使わないです。

<上スマッシュ>

これまで挙げた倒し方が全然決まらない場合、上スマッシュがけっこう有効かと思っています。私がいるVIP中盤では、相手のキャラ次第では、これだよりになってしまいます。ガーキャンからの上スマ、空中攻撃で接近してからの上スマ、とりあえず接近して上スマなど。最後のはけっこう運だよりです笑 

リーチは短いですが、発生が早く後隙が短いのが良いですね。

<上必殺技>

安定して2段出せるように練習しましょう。スマブラのキャラの中でも相当隙が無い復帰になると思います。2段出すときに、上のち横の方が簡単なのですが、隙を考えると横のち上の方が良いので、それで練習しましょう。

上手い人は陸上でこれで攻撃してコンボに繋げたりします。隙がはなり小さいので。

<横必殺技>

ほぼ復帰の時しか使っていないです。それも遠くに飛ばされた時だけ。近かったら絶対上必殺技の方が安全なので。上手い人はこれで逆側の崖の方まで行って上必殺で崖に捕まります。私もできなくはないですが、普通に結構ミスるので、ネット対戦ではあまりやりません。

最近、復帰の時だけでなく、復帰阻止の際、崖外の相手に急接近するのに使えないか検討しています。

<ダッシュ攻撃>

これもバーストが全然決まらない、復帰阻止もできない相手での最後の頼みですね。意外とバーストできます。

使うタイミングは主に①着地のタイミング、②ステップ読みです。

後者についてですが、後述しますが、ピカチュウ対策ではけっこうステップに頼ることになります。攻撃が来るところでガードや回避を入れるのではなく、少し横に移動して避けて反撃するものです。相手がステップをすると読めている場合、元々相手がいた位置よりさらに遠くで攻撃が出るように、タイミングを遅くして技を発動します。これでステップされたときにうまく攻撃が当たります。ステップの予想が外れた場合は、先に攻撃されると思うので気を付けてください。

ピカチュウはこんなところですかね。弱攻撃は早いですが、いまいち使うタイミングが分かりません。横強攻撃は接近していている時は結構使いますが、バーストはほぼできません。下強は吹っ飛びの方向がいやらしいので復帰弱者には使えるかもしれません。

<ピカチュウ対策>

だいたい上に書いた通りのことをしてくるかと思いますので、それを対策します。

①電気攻撃はあまりガードしない:ガードすると相手の思うつぼです。ガード硬直のタイミングでいろいろ攻撃されてしまいます。うまくジャンプで避けてください。リフレクトできる技がある場合、チャージに使える技がある場合は丁寧に処理したらよいと思います。

②ステップで攻撃する:ピカチュウはあまり突進力がありません。少しこちらが横に移動すると大体の攻撃が避けられます。ガードしても相手の方が攻撃が早いことが多いので、基本はステップからの反撃をした方が良いです。ガードする場面があっても、そこから反撃するより、一旦、間合いを取って戦った方が良いです。ミスると一気にコンボでダメージをためられますので。ただし、優秀なガーキャン技があるクッパなどは、ガーキャン上Bで構いません。

③相打ちを狙う:ピカチュウの技は威力が低く、ピカチュウも吹っ飛びやすいので、相打ちでも全然問題ありません。

④復帰阻止に気を付ける:上記復帰阻止に気を付けてください。特に崖ギリギリ復帰すると空後が来ると想定してください。受け身が苦手ならギリギリは避けてください。慣れていれば、崖メテオの受け身を取ってください。VIP中盤はだいたい受け身取ってくるので、ピカチュウを使う側からしたらしんどいです。

⑤少し遠くてもガードする:前述の通り、上必殺技で攻撃を仕掛けてくる可能性があります。用心しておきましょう。ピカチュウにシールドブレイクされることはほぼないので。

⑥上投げされたら、すぐに横入力する:これで基本はかみなりの直撃を避けられます。落下が早いキャラであれば反撃をしましょう。

⑦電気攻撃を消しながら攻撃する:電気攻撃はこちらの攻撃で相殺できることがあります。それを相手と近い位置でやることで、ダメージを食らわずに攻撃できます。これは対マリオでも使える技です。

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